年金の支給額を抑える新ルールを盛り込んだ国民年金法改正案が

11月29日に衆議院を通過しました。

野党は年金カット法案と真っ向から反対しましたが、皆さんは内容を把握していますか?

 

主な改正は以下の二点です。

①マクロ経済スライドの見直し(2018年4月~)

マクロ経済スライドとは、そのときの社会情勢に合わせて年金の給付水準を自動的に

調整する仕組みです。これまでマクロスライドは物価が下がった時には実施できなかった

ため一度しか支給額を減らせませんでした。

今回の改正により、賃金や物価が低迷する景気後退期に支給額の抑制を凍結した場合、

物価が上昇した局面で複数年分まとめて引き下げられるようにします。

②賃金が物価を下回ったときに、賃金に合わせて年金額を改定(2021年4月~)

これまで賃金が物価より下がった場合、年金額を据え置いたり、物価に合わせたりして

見直してきました。2021年からは賃金が物価より下がった場合、賃金に合わせて

年金額を改定します。このため、賃金が下がれば年金額が下がることになります。

 

現時点で年金を支給している高齢者の方々にとっては切実な問題なので、

民進党などはこの点を指摘しています。

ただ、現状のままでは年金制度そのものが破綻してしまうリスクがあるので、

若者世代からすると歓迎すべき改正だろうと思います。

世代によって見方は変わってくるのは当然ですが、全体としてコンセンサスがとれるような

説明をしていただきたいと思っております。