無料相談は入り口?②
2021/05/11
4月29日のブログで無料相談という言葉に気を付けて 欲しいということを書きました。 そして最後に問題点を下記のように2つ上げましたが、 今回はその続きです。
「ライフプランを無料で作成してもらえる。」や 「住宅購入について聞きたい」などが主目的な方が 無料なので問い合わせをする場合は気を付けてください。
この場合の問題点は2つあります。
第1は、ライフプランの作成は収入や支出を ヒアリングするだけで簡単に完成するものではないということ。
第2は、ライフプランの作成自体が保険を販売するためのツールになっている場合があるということ。
ライフプランの作成を安易に考えているFPが多いと思います。
保険を販売する入り口としか見ていない。
収入や支出をヒアリングしてできるライフプラン(キャッシュフロー表)は最初の一歩に過ぎません。
弊社では、ラフ案と呼んでいますが、顧客の方もラフ案を見て初めて気が付くことも多いのです。
それを元に様々なシミュレーションをしていきます。
医療保険、ガン保険、死亡保険、介護保険など、契約した方が良いのか?
この過程で初めて冷静に判断していけます。
保険以外でも住宅購入、教育費、老後の生活など全てで理想通りの金額を支出できる人は少ないので、
優先順位を考えながら、少しでも良い方向を探ります。
住宅ローンについて変動金利と固定金利で悩む方は多いですが、これもこの過程で見えてきます。
そこまで煮詰めていって初めて、その方にとってのライフプランが出来上がるのです。
そして、その後もライフプランの変化があれば対応が必要です。
繰り返してお伝えします。
保険の無料相談で作成されるライフプランを全面的に信用するのは止めてください。
それは長い道のりの第一歩に過ぎません!