無料相談は入り口?
2021/04/29
無料相談は入り口?
相談の目的を忘れないでください!
「FP相談無料」
インターネットで「FP相談」と検索すると、上記のような事を前面に出している
ホームページをよく見かけます。
これは何を意味するのでしょうか?
①ボランティア活動や行政相談の一環としておこなっている。
②NPO法人の普及活動としておこなっている。
③保険商品等を販売する入り口としておこなっている。
なお、弊社でおこなっている初回面談無料というサービスは、
お見合いのようなものです。
初めて会う者同士、本当に家計の事を相談できる人かを確認してもらう。
また、ライフプラン作成について腑に落ちてもらうことが目的です。
①と②に関しては相談を体験するという意味では良いでしょう。
日本FP協会でも定期的に無料相談会を開催しています。
ただし、基本的に時間が50分などと限られているので納得する回答が得られるかはわかりません。
そもそも体験を目的にしているので、その場で全てが解決する事を期待しない方が良いでしょう。
③についてはご自身の目的を明確にしてから申し込むのをお勧めします。
「保険の契約を考えている。その一環として他の相談にも対応してもらう。」
このようなケースであれば良いと思います。
この場合でも保険についての自分なりの考えは持っておいた方が良いです。
しかし、「ライフプランを無料で作成してもらえる。」や「住宅購入について聞きたい」
などが主目的な方が無料なので問い合わせをする場合は気を付けてください。
この場合の問題点は2つあります。
第1は、ライフプランの作成は収入や支出をヒアリングするだけで簡単に完成するものではないということ。
第2は、ライフプランの作成自体が保険を販売するためのツールになっている場合があるということ。
この問題点については次回のブログでお話しします。